着物がインテリアに!驚きのセンスでイタリアで生かされた日本の伝統文化。
イタリアから友人夫妻が初めて日本を訪れた際、京都に滞在するというので
観光案内を引き受けました。
紅葉シ―ズンで東福寺や平等院など、色んな観光名所を観て回る中で、
行く先々で多くの観光客が外国人も含め、素敵な着物を着ている
男女に気が付いたんです。
日本の歴史や伝統工芸品に造詣が深かった彼らもきっと喜んでくれるだろうと
勝手な思い込みで、京都の祇園にある着物のレンタルショップへ
連れて行きました。
夫婦の和装姿はとてもお似合いで、外国人だからといった違和感は
全くありませんでした。
その後、数年後に今度は私がイタリアミラノの夫妻の家を
訪れた時のことです。
何とあの旅行でお土産に買って帰ったと言う金糸の袋帯や朱色地の打掛、
和装バッグなどの小物類が部屋の壁や玄関先に、素敵なインテリアとして
飾られていたんです。
イタリア人ならではのハイセンス。
日本人には到底、考えられない驚きの発想に脱帽したのを
今でも鮮明に憶えています。
PR